準備委員会から実行委員会へと進むプロジェクトの目指すもの
「勇気」「元気」「笑顔」 

 教職員や学校の不祥事が報道されるたびに、残念に思うと同時に、こうしたことがきっかけで学校や教師不信の思いが広がるのではないかという懸念をいだきます。
 でも、当然のことながら先生方のほとんどは、教育という崇高な職務に真面目に励んでおりますし、子どもたちや日本の未来のために献身的な努力をしている先生もたくさんいます。
 教育は信頼があってこそ成り立つものです。一部の不祥事を大きく取り上げ、不信や不安を煽るかのような報道はいかがなものか、と常々感じていたところ、『あこがれ先生プロジェクトin三重』という企画が2008年より始まっていることを知りました。これは、発起人として中村文昭氏と大嶋啓介氏が、表に出てこなくとも学校の中で素敵な実践をされている先生や、すばらしい教育理念を持った学校を紹介し、交流する場を創り出したものでした。頑張っている先生方を紹介し、先生同士のつながりを築き、そしてまた子どもたちと向き合っていく。そんな先生方を保護者や地域の方々がサポートし、学校というところが、子どもたちにとって先生にとって、また地域にとって、もっと素敵な場所になるように、という思いで企画運営されてきています。
 そのような素晴らしい企画をぜひ群馬でもやってほしいと思っていましたが、「どうせなら私たちでやってしまおうか」ということになり、『あこがれ先生プロジェクトin群馬』準備委員会が発足しました。

 当初は『あこがれ先生プロジェクトin群馬』を今年行おうと考えていました。しかし、上記のような素晴らしい企画なので、なるべく多くの人に参加してほしい。そのためには、段階を追って多年計画で進めるのがいいという考えに至ったのです。
 そこでまず初回は「クリスマス教育講演会」を開き、中村文昭さんと比田井和孝さんのお二人に教育や子育て、また人の生き方に関する話をしていただき、一人でも多くの方に聞いていただこうということになりました。お二人は、現在、教育や人の生き方にかかわるテーマで全国各地で講演されたり、本を執筆されたりしています。そして聴衆や読者の多くに感動と知恵を授けてくださっています。私たちは、この講演会に参加された方々が講演を聞くことによって元気づけられ、笑顔でその後の仕事や生活に勤しんでいってくださることを期待しているところです。

 そして、これをステップにして平成24年9月9日(土)重陽の節句に『あこがれ先生プロジェクトin群馬』を開催したいと考えています。初回の「クリスマス教育講演会」に参加した方々に協力していただき、本番である『あこがれ先生プロジェクトin群馬』で多くのみなさんに希望と勇気をたくさん感じ取ってもらいたいと願っています。




もどる

inserted by FC2 system